パレスチナの基本情報

「パレスチナって、危なくないの?」

日本ではそう思われる方が殆どのパレスチナですが、実際に行かれてみると、人が普通に生活している場所なんだということに、大変びっくりされると思います。

ベツレヘム 晴れた日のメインストリート
ベツレヘムのメインストリート。壁やチェックポイントさえ見なければ、普通の町です。

外務省の情報は常に「渡航の延期をお勧めします」。

しかしこれは、日本が仲良くしたいアメリカの目線で作られたもの、つまりユダヤの目線で発令されているものということも、現地に行くと初めて実感します。

パレスチナの人たちも、「本当は違うのに、世界では『パレスチナは危険』と放送されていて、実際に危険だと思われている」ということもよくわかっています。

「占領はばかげたことだ」と、イスラエルをある意味冷めた目で見ていて、応戦しても何も生み出さないことも理解しています。

占領により自由な生活が出来ないにも関わらず、そういった苦労を全く見せずに、外国から来た観光客を見かけると、

「ウェルカム!」「How are you?」

と温かく声を掛けてくれる、そんなホスピタリティに熱いパレスチナの人たちに是非、会いに行ってみて下さい。

パレスチナ国の基本データ

パレスチナの国旗

国旗

「汎アラブ色」と呼ばれるアラブカラーを用いた国旗。

意味
預言者ムハンマド
ウマイヤ朝(661-750 年・世襲カリフの支配者)バドルの戦い(624 年)を想起させる色
ファーティマ朝(909-1171 年)にて正当カリフ第 4 代アリーを支持する色(シーア派)
ハワーリジュ派(正当カリフ第 4 代アリー派から分離した派)

人口

300 万人(西岸地区)・200 万人(ガザ地区) ※西岸地区には約 66 万人の入植者を含む。

面積

5,860Km2(西岸地区)・360km2(ガザ地区) 西岸地区は愛媛県程度の大きさ。

宗教

ムスリム 80 ~ 85%・ユダヤ教徒 12 ~ 14%・キリスト教徒 1 ~ 2.5%(西岸地区)、ムスリム 98 ~ 99%・キリスト教徒 1%以下(ガザ地区) ※入植地のユダヤ人を含む。

公用語

アラビア語

国歌

Fida’i(1996 年採用)

通貨

NIS New Israel Shekel 但しイスラエルでは通用する 10 アグロットコインは使用不可。

コンセントのプラグ

ヨーロッパで使用されている C プラグが利用可。

チップ

通常のレストランやホテル、タクシーなどでは不要。

水道水は飲料可(硬水)。ペットボトルでもミネラルウォーターを購入出来、1 リットルで 2 NIS 程度。

統計参考:CIA World Factbook (2022 年 10 月現在)

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