岩のドーム

日~木(夏季)8:00-11:00(冬季)9:00-12:00
無料

※神殿の丘は、午前中もしくは午後の限られた時間にのみ入場可能。許可証がない非イスラム教徒は現在ドームとアル・アクサ・モスクへは入場不可。

アブラハム(イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の祖)の岩と呼ばれる聖なる岩を祭る、イスラームの神殿である岩のドーム。

ドームにある岩には、預言者ムハンマドが天使ガブリエルに導かれて天馬で昇天した時に残ったという、ムハンマドの足跡とガブリエルの手の跡が見られるそうです。

エルサレム 岩のドーム

スークを抜けると、美しい黄金のドームが見えてきます。

一方、ユダヤ人にとっての「岩」は、アブラハムが息子イサクを捧げた場所でもあり、ユダヤもその所有権を主張しています。

スポンサーリンク

岩のドームの歴史

5世紀中ごろ

ムハンマド(~632)が存命中のある日、側近のアブー=バクル(後の初代正当カリフ)に、「昨晩、エルサレムまで行って天馬に乗って天まで行ってきた」という話をする。

凡人なら「いい夢を見ましたね」で終わってしまうところ、敬虔なアブー=バクル以下のムスリム達は「それはミウラージュの奇蹟だ!」と感動。

638年

エルサレムが征服された際に、正当カリフ第二代のウマールはその「岩」を探し、そこらじゅう岩だらけの荒野の中からそれっぽい岩を「これがミウラージュの岩に違いない!」と決定。

691~692年

ウマイヤ朝第5代のアブド=アル=マリクが、「ペルシア人やエジプト人に負けない、アラブ人の高度な文明を!」と、文化事業を興す。

「岩」を覆うようにして、岩のドームが建設された。

当時のイスラームは、アラビア半島から急激に勢力を拡大していたものの、文明的にはまだまだ被支配民のペルシア(イラン)やエジプトに劣るものであったため、支配階級としての地位を示したかった。

参考文献:世界史劇場 イスラーム世界の起源